ダイソー「もしもノート」の中身は?特徴や他社のノートとの違いを比較して解説!

「そろそろ終活を考えなきゃ」と思っても、分厚いエンディングノートを目の前にすると、どこから手をつけていいか迷ってしまいますよね。そんなときに頼りになるのが、ダイソーの「もしもノート」です。110円という安さながら、必要な情報だけをピンポイントでまとめられると話題になっています。

この記事では、全5種類あるノートの具体的な中身や、コクヨなどの本格的なノートと何が違うのかを分かりやすくお伝えします。自分に合った1冊を見つけて、肩の力を抜いて終活の第一歩を踏み出してみましょう。

目次

ダイソーの「もしもノート」はどんな中身?各ページの内容をチェック

「もしもノート」の最大の特徴は、書くべき内容がテーマごとに分かれていることです。一気に全部書こうとして挫折する心配がなく、自分が必要だと思う部分から少しずつ進められるようになっています。

まずは、メインとなる3つのノートにどんな項目があるのかを見ていきましょう。どのノートもA5サイズで、16ページから20ページほどと非常に薄いため、雑誌を読むような感覚で書き進められます。

自分の基本情報と葬儀の希望をまとめるページ

「じぶん」という名前のノートは、あなたのプロフィールを整理するための1冊です。氏名や生年月日といった基本情報はもちろん、これまで歩んできた人生の略歴や、親戚・友人の連絡先リストを作成するページが用意されています。

後半には、もしもの時の葬儀のスタイルやお墓についての希望を書く欄があります。「家族だけで静かに見送ってほしい」「あのお寺にお願いしたい」といった具体的なリクエストを残せるので、残された家族が迷わずに済みます。

  • 名前・生年月日・住所などの基本データ
  • 親戚や知人の連絡先リスト
  • 家系図の記入スペース
  • 葬儀の形式やお墓への希望
  • 宝物や思い出の品のリスト

健康状態やアレルギーを伝えるための仕組み

「けんこう」ノートは、急な病気やケガで意識がなくなった時に、あなたの代わりに意思を伝えてくれる大切な役割を持っています。これまでに罹った大きな病気の記録や、現在通っている病院の名前、処方されている薬の情報を1か所にまとめられます。

特に重要なのが、介護が必要になった時の希望や、延命治療を望むかどうかを書くページです。自分の口で説明できなくなった時に備えて、あらかじめノートに記しておくことで、家族に重い決断を委ねすぎる負担を減らすことができます。

  • 既往歴(過去にかかった大きな病気)
  • 現在通院している病院と担当医
  • アレルギーや副作用が出た薬の記録
  • 介護が必要になった時の希望場所
  • 延命処置に対する自分の考え方

銀行口座やクレジットカードを一覧にする工夫

「マネー」ノートは、家庭の財産状況を整理するための頼もしい味方です。銀行の口座番号やクレジットカード、加入している生命保険の種類など、お金にまつわる情報を網羅できます。暗証番号そのものを書くのは防犯上おすすめしませんが、窓口や連絡先を書いておくだけで手続きのスピードが格好変わります。

さらに、公共料金の引き落とし口座や、毎月支払っているローンの情報なども記録できます。これらがまとまっていると、万が一の際にご遺族が銀行口座の解約や名義変更を行う際に、膨大な書類の中から手掛かりを探す手間が大幅に省けます。

  • 銀行口座(店名・口座番号)の一覧
  • クレジットカードの種類と枚数
  • 生命保険・損害保険の契約内容
  • 住宅ローンやその他の借り入れ状況
  • 月々の引き落とし(公共料金など)のリスト

5種類ある「もしもノート」のシリーズはどう使い分ける?

ダイソーの「もしもノート」は、先ほど紹介した3冊に加えて、デジタル管理やペットに特化したものもあります。全部で5つのラインナップがあり、それぞれの目的がはっきりしているのが魅力です。

自分にとって「これを書いておかないと困るな」と思うものから手にとってみてください。ここでは、残りの2種類について詳しく解説し、それぞれのノートのスペックを表にまとめました。

ペット専用のノートで残せる大事な情報

「うちの子」ノートは、大切なペットの命を繋ぐためのバトンです。ペットの種類や年齢だけでなく、好きな食べ物、嫌いなこと、持病、かかりつけの動物病院など、飼い主にしかわからない細かな情報を記録できます。

急な入院などで誰かにペットを預けなければならなくなった時、このノートを渡すだけでスムーズにお世話を代わってもらえます。「雷の音を怖がる」「このおやつだけは食べる」といった日常のクセを書いておくことで、環境の変化によるペットのストレスも和らげることができます。

  • ペットの名前・種類・生年月日
  • マイクロチップ番号や鑑札の情報
  • ワクチン接種やフィラリア予防の記録
  • 好きな食べ物や1日の食事量
  • 性格の傾向や散歩のルート

スマホのパスワードやSNSアカウントの管理

「PC・スマホ」ノートは、現代の終活において最も欠かせない1冊かもしれません。スマートフォンのロック解除パスコードや、利用しているSNSのアカウント情報を整理するためのものです。これがないと、家族が故人のスマホを開けず、大切な写真や連絡先が一生取り出せなくなることもあります。

また、AmazonやNetflixといったサブスクリプションサービスの管理にも役立ちます。自分が使えなくなった後に自動引き落としが続いてしまうのを防ぐため、どのアカウントを削除すべきか、誰にデータを託したいかを明確に記しておけます。

  • スマホ・パソコンのログイン情報
  • SNS(LINE、Instagramなど)のアカウント
  • 有料サブスクリプションのサービス名
  • ネット銀行・ネット証券の有無
  • データの処分方法(消去するか残すか)

「もしもノート」シリーズのスペック比較

ノートの種類主な内容ページ数おすすめの人
じぶん自分の経歴・葬儀の希望約16ページ全ての人・自分史を書きたい人
けんこう通院先・介護・延命意思約16ページ健康に不安がある人・シニア層
マネー口座・保険・ローン・年金約16ページ財産管理をスッキリさせたい人
PC・スマホパスワード・SNS・サブスク約16ページデジタル遺品が気になる現役世代
うちの子ペットの情報・預け先約16ページ犬・猫などの飼い主

手軽に始められる「もしもノート」ならではの魅力や特徴

一般的なエンディングノートは、重厚な作りで「人生の集大成」という雰囲気がありますが、ダイソーのものは驚くほどカジュアルです。この気軽さこそが、多くの人に支持されている理由と言えるでしょう。

「終活=死ぬための準備」と重く捉えるのではなく、日々の情報を整理する便利なツールとして活用できるのが大きなメリットです。具体的な魅力を3つのポイントに絞ってご紹介します。

1冊100円だから気になるテーマだけ試せる

最大の強みは、なんといっても税込み110円という圧倒的な安さです。他社の本格的なノートは1,500円から2,000円ほどすることが多いため、買うのにも少し勇気が必要です。しかし、110円なら失敗を恐れずに購入できます。

まずは「自分」と「マネー」だけ買ってみる、といったスモールスタートが可能です。書き損じてもすぐに新しいものを買い直せるため、ペンを動かす心理的なハードルが劇的に下がります。

A5サイズの薄いノートで書く負担が少ない

ページ数が16ページ前後と少なく、項目も簡潔にまとめられています。一般的なノートは80ページ以上あることも珍しくなく、全てを埋めようとすると数ヶ月かかってしまうこともありますが、ダイソーなら1冊数十分で書けてしまいます。

「まずはここだけ埋めよう」という達成感を短時間で得られるため、途中で飽きてしまうことがありません。持ち運びもしやすいサイズなので、病院の待ち時間やカフェなどでサッと書けるのも嬉しいポイントです。

項目が絞られていて初心者でも迷わず埋められる

書くべき場所がハッキリ指定されているので、「何を書けばいいかわからない」と悩む時間がありません。質問に答えるような形式で空欄を埋めていくだけで、自然と立派な備忘録が出来上がります。

余計な装飾がなくシンプルなデザインなので、自分の好きなように書き込める余白もあります。難しい法律の知識や専門用語を知らなくても、直感的に書き進められるように工夫されています。

ダイソーと他社のノートとの違いを比較してわかるメリット

100円ショップのノートと、文房具メーカーが販売している数千円のノートでは、どちらが良いのでしょうか。これはどちらが優れているかというよりも、使い手の目的によって選ぶべきものが変わります。

本格的なノートは情報の網羅性が高い一方で、書き上げるのに根気が必要です。ここでは、有名なコクヨのノートなどを例に出しながら、ダイソー製品を選ぶメリットを掘り下げてみます。

コクヨの本格的なノートとどっちが使いやすい?

コクヨの「もしもの時に役立つノート」は、終活ノートの定番として知られています。約80ページのボリュームがあり、銀行印の保管場所や相続に関する細かな希望まで、1冊に全ての情報を集約できるのが特徴です。

一方で、ダイソーは情報を「分散」させています。コクヨが「辞書」なら、ダイソーは「パンフレット」のような存在です。「全部を1冊に完璧にまとめたい」ならコクヨ、「まずは重要なことだけ伝えたい」ならダイソーと使い分けるのが賢い方法です。

無料でダウンロードできるシートとの利便性の差

ネット上には無料で印刷できるエンディングノートのテンプレートも存在します。コストを抑えたい場合には有効ですが、自分でプリントアウトして束ねる手間がかかります。また、ペラペラのコピー用紙だと保管中に破れたり紛失したりする恐れもあります。

ダイソーのノートはしっかりとした表紙がついており、製本されているため、本棚に立てて保管するのにも適しています。110円でこの品質の冊子が手に入るのであれば、印刷の手間を考えるとはるかにお得と言えるでしょう。

市販の高級なノートにはない100均ならではの強み

高級なノートは、一度書くと修正しにくいというプレッシャーがあります。しかし、人生の状況は刻々と変わるものです。引っ越しをしたり、新しい口座を作ったりした際に、100円なら迷わず「最新版」に書き換えることができます。

また、ダイソーのノートは表紙に「エンディングノート」という文字が大きく書かれていません。一見すると普通のノートに見えるため、家族に見られたくない場合や、カバンに入れて持ち歩く際も抵抗が少ないのが魅力です。

なぜ今ダイソーのノートが選ばれている?

これまでの終活は「高齢になってからやるもの」というイメージが強かったですが、今は若い世代の間でも「もしも」に備える意識が高まっています。ダイソーのノートは、そんな現代のニーズにぴったりの要素を備えています。

なぜこれほどまでに注目を集めているのか、その理由をさらに深掘りしてみましょう。

重苦しくないデザインで終活のハードルが下がる

従来のエンディングノートは、黒や紺の地味な表紙が多く、手に取るだけで「死」を意識させられるような雰囲気がありました。しかし、ダイソーの「もしもノート」はパステルカラーやシンプルな白を基調とした爽やかなデザインです。

この親しみやすさが、若い世代や「まだ自分には早いかな」と思っている層に刺さっています。文房具を新調するようなワクワクした気持ちで終活を始められるのは、このノートならではの良さです。

家族との会話のきっかけとして使いやすい

ノートをリビングに置いておくだけでも、「これ、100均で見つけて書いてみたんだ」と家族に話しかける良いきっかけになります。終活の話は切り出しにくいものですが、ダイソーの商品ならカジュアルに共有できます。

「お父さん、このペット用のノート書いておいてよ」というように、家族から本人へ勧める際も角が立ちません。1冊100円という安さが、コミュニケーションの潤滑油になってくれます。

必要な部分だけを買い足せる自由度の高さ

人によって、必要な情報の優先順位はバラバラです。独身の方なら「じぶん」と「PC・スマホ」だけで十分かもしれませんし、大家族なら「マネー」や「けんこう」をしっかり書きたいはずです。

ダイソーなら、自分に関係のない項目が含まれた分厚い本を買う必要がありません。自分に必要なパーツだけを組み合わせて、オリジナルの終活セットを作れる自由さが、多様な生き方をする現代人に支持されています。

パソコンやスマホの管理に特化したノートの使い勝手

デジタル遺品の問題は、年々深刻になっています。故人のスマホが解約できず料金を払い続けたり、写真が見られなくて悲しんだりするトラブルが後を絶ちません。「PC・スマホ」ノートを使えば、こうした悩みを未然に防げます。

このノートをどう活用すれば、残された家族を助けることができるのか、具体的な活用術を解説します。

意外と忘れがちな月額サブスクの解約リスト

動画配信サービスや音楽アプリなど、毎月自動で決済されるサービスは、本人が亡くなった後も止まりません。家族がその存在を知らなければ、数年間にわたって無駄な出費が続いてしまうこともあります。

ノートには、利用しているサービス名とログインIDをメモしておきましょう。解約手続きを誰に頼みたいか、どのタイミングで止めてほしいかを記しておくだけで、家族の金銭的な負担と心理的なストレスを減らせます。

  • AmazonプライムやNetflixなどの動画サービス
  • 音楽配信やスマホアプリの課金
  • ジムや習い事の月会費
  • 定期購入しているサプリメントや化粧品
  • サーバー代やドメイン維持費

端末のロック解除を誰に託すかの意思表示

スマートフォンには、あなたのプライバシーが凝縮されています。中には「家族に見られたくない写真」もあれば、「最後に見てほしい思い出の動画」もあるでしょう。このノートでは、端末を誰に託すかを指定できます。

ロック解除のパスコードを書き残すだけでなく、「見ずに初期化してほしい」という意思表示も可能です。あなたの尊厳を守りつつ、家族が手続きで困らないための指針をしっかり示しておきましょう。

ネット銀行や証券口座の存在を家族に知らせる

最近は通帳を発行しないネット銀行や、スマホだけで完結する証券口座が増えています。これらは家族が郵便物から気づくことが難しいため、存在自体が忘れ去られてしまうリスクがあります。

口座番号の末尾や、ログインするためのヒントをノートに残しておきましょう。具体的な金額を書く必要はありません。「ここに口座があるよ」という事実を伝えるだけで、家族は法的な手続きを進めることができるようになります。

実際に書くときに意識したいコツ

いざペンを握っても、何から書き始めればいいか迷ってしまうかもしれません。せっかく買ったノートを無駄にしないための、挫折しない書き方のポイントを伝授します。

完璧を目指さないことが、継続の最大のコツです。

まずは「じぶんのこと」から埋めてみる

一番書きやすいのは、自分の名前や生年月日といった基本情報です。ここを埋めるだけで、ノートの最初の数ページが埋まり、自信がつきます。まずはウォーミングアップのつもりで、すぐに答えられる質問から埋めていきましょう。

思い出の旅行先や好きな食べ物を書く欄など、楽しい内容から手を付けるのもおすすめです。ポジティブな気持ちでノートに向き合うことで、次第に重たい項目にも取り組みやすくなります。

全てを一度に書こうとせず少しずつ進める

1日で5冊全てを書き切ろうとするのは禁物です。情報の確認が必要な「マネー」や、しっかり考えたい「葬儀」については、後回しにしても構いません。今日はこのページだけ、週末はこのノート、というように少しずつ進めましょう。

情報は定期的にアップデートする必要があります。誕生日のたびに内容を見直す、といったルーティンを作ると、常に最新の情報を家族に残せるようになります。

家族に保管場所を伝えておくタイミング

ノートを書き終えても、どこにあるか誰にも知られていなければ意味がありません。しかし、あまりにも人目に付く場所に置くのも抵抗があるはずです。「いざという時に、ここを見てね」と家族に一言伝えておきましょう。

大げさな発表をする必要はありません。「ダイソーで便利なノートを見つけたから、仏壇の引き出しに入れておくね」といった軽い伝え方で十分です。家族が場所を認識しているだけで、安心感は格好変わります。

自分にぴったりの1冊を見つける方法

5種類の中から、今のあなたに最も必要なのはどれでしょうか。今の生活スタイルや、不安に思っている内容に合わせて選ぶのが一番の近道です。

最後に、目的別の選び方のヒントをまとめました。

お金の不安を解消したい人のための選び方

「自分の死後、手続きで家族に迷惑をかけたくない」と考えているなら、まずは「マネー」ノートを選んでください。銀行口座や保険を整理する過程で、自分自身の資産状況もクリアになり、将来への見通しが立ちやすくなります。

整理してみると、使っていない休眠口座が見つかることもあります。これを機に不要な口座を解約するなど、生前整理の一環として活用するのも非常に効果的です。

万が一の病気や介護に備えたいときの優先順位

「今は元気だけど、将来の健康状態が心配」という方は、「けんこう」ノートを優先しましょう。通院先やアレルギーの情報は、救急搬送された際など、すぐに役立つ情報だからです。

延命治療の意思表示は、家族にとって一番判断が難しい部分です。あなたの考えがノートに記されているだけで、家族は自信を持ってあなたの希望を叶えることができます。

複数のノートを組み合わせて自分専用にする

ダイソーのノートはバラ売りされているので、自由にカスタマイズが可能です。例えば、独身でペットを飼っている方なら「じぶん」「PC・スマホ」「うちの子」の3冊セットが最適かもしれません。

110円という価格を活かして、最初は1冊、慣れてきたらもう1冊と増やしていくのがおすすめです。自分にとっての優先順位を見極めて、必要なパーツを揃えていく作業も、自分自身を見つめ直す良い機会になるはずです。

まとめ:ダイソーの「もしもノート」で軽やかに終活を始めよう

ダイソーの「もしもノート」は、終活という高いハードルを、110円という低価格と薄いノートで見事に下げてくれました。完璧な遺言書を目指すのではなく、まずは「大切な人への備忘録」として気楽に始めてみませんか。

  • 全5種類のラインナップから自分に必要なテーマだけを選べる
  • 1冊110円なので、書き損じや情報の更新も気軽にできる
  • 薄くてシンプルな項目だから、短時間で挫折せずに書ける
  • スマホのパスワードやサブスク管理などデジタル遺品対策も万全
  • 重苦しくないデザインで、家族との会話のきっかけを作りやすい
  • 自分の資産や健康状態を整理することで、今の生活の安心感も高まる
  • 本格的なノートへ移行する前の入門編として最適

まずはダイソーの文具コーナーに立ち寄って、気になる1冊を手に取ってみてください。その小さな一歩が、あなたと大切な家族の安心に繋がるはずです。

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